VRML芸術論Ryoichiro Debuchi |
科学/芸術進化論科学/芸術で人は何を創造したいか、何を発明したいか、何を表現したいかと言う 内容(コンテンツ)に何か法則はあるのだろうか?科学技術というものは、すべて人間の生物としての根源的な欲求、 本能を原動力として発達してきたはずである。
生物の第一段階の欲望は、「なるべく楽をして生きたい」ということである。
科学は人間の基本的行動をすべて楽にすることから始まった。食料を恒常的に確保
するための農業技術、作物を良く育てるための薬を作る化学や機械、自分より強い敵
を倒す武器、家や町を肉体を動かさず作る技術や、苦労せず遠くに早く移動するため
の装置.....などなどである。
第一段階の欲望がほぼ満たされて、まあ、安心して暮らせる世の中になると、次に
人間に現われてきたのは、「より長く生きたい」と言う欲求である。
医学の発達は、当然こういう欲望の直接の結果である。
それら、「情報の交換」技術は、余裕ができた人間特有の「遊び」と言う行動によっ
て、「表現」と言うものに変わる。これが芸術の始まりである。
こうして、科学の発達と芸術表現は二人三脚で、より現実に近い体験をバーチャル
に与えるシステムを編み出し続けてきた。物語、演劇舞台、油彩、写真、レコード、
映画、ビデオ、3D映像にマルチメディア、コンピューターグラフィックス、そして
コンピューターによるVRなのである。
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