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「デジタル生命」を作る

世間でデジタル生命、人工生命(Artificial Life)などと呼ぶのは、少しおおげさで ある。今の科学技術では本物の生命や生態系をシミュレーションするということは、 とうてい無理だと承知の上で、いちいち「生命らしく見えるもの」と記述するのも面 倒なので、慣例上、人工生命などと呼んでいるのであろう。
また、人工生命と呼ぶと、コンピューターシミュレーションだけでなくて、バイオテ クノロジーやクローニングを使って作りあげた生命や、ロボットのような無機物生命 なども考えられる。
コンピューターシミュレーションにしても、難しい数式をいじくりまわして概念とし て研究している人や、コンピューターで計算されたイメージだけのものをそう呼ぶ人 もいる。

ビジュアルアートとしては、なんらかのプログラムを内部に持ち、生命らしき視覚効 果を与えるものを、ここではデジタル生命と呼びたい。

「生命らしさ」を感じさせる要素としては、

  • 自立性
  • 反応性(インタラクション)
  • ノイズ(カオスまたはナール"gnarl")成分
  • 視覚面でのリアルさ
があげられる。

「生命らしさ」を模倣する注目点として、

  • 身体の発生と成長
  • 知覚能力
  • 身体の運動(歩行など)
  • 個体の行動(摂食、回避など)
  • 学習や脳の働き
  • 創造的発現
  • 遺伝子を元にした生殖や進化
  • 個体間のインタラクション
  • 群れの社会活動
  • 複数の種類の違う生命間のインタラクション
  • 物理環境とのインタラクション
などが考えられ、またこれらのうちのいくつか、あるいは全部を含めたものもテーマ とすることができる。

参考: インテリジェント・プレデターズ
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